大寒の時期になって寒さも一段と厳しくなる季節ですね。幸い今年の東京はまだ積雪で困るようなことはありませんが、まだまだ寒さも続きそうなので風邪などひかないように気を付けたいですね。
今日はネクタイの縫製についてご紹介します。日本のネクタイ縫製のクオリティは「世界一」といわれています。それは、日本の消費者はクオリティに厳しいことと、
几帳面な国民性などがそうした技術を生んできました。通常の正規のネクタイは、約100センチ×50センチの大きさから2本作るようになっています。
素材がシルクなので、生地に無駄が出ないように、両方から無駄なく、かなりシビアにカットしていくことになります。そんなわけで、ネクタイの柄は基本的に
上から見ても下から見ても同じ柄に見えるように作られているのです。
▲ネクタイの縫製 (オリジナルネクタイ製作 縫製 成光ネクタイ)
1本のネクタイは「3つのパーツ」から出来ています。(ご自分のネクタイを見ていただくと、つなぎ目が2箇所あるのが分かります)
そして、ネクタイは「結ぶ」という使用方法から生地に対して「斜め」に裁断されているんです。そうすることによって、伸縮が効きスムーズに結べるのです。
この角度は生地によって若干異なってきますが45度が基本とされていてこの角度がきちんと入っていないと、ねじれてしまったり、曲がってしまったりしてしまいます。きちんとした裁断がなされているネクタイは、結んだときに結びやすく、結び目もシュッと決まり、ねじれたり波打つようなことがありません。
普段何気なく着用しているネクタイはこうした技術によって製作されています。
最近は、この業界でも職人が減少傾向にありますが、技術の伝承を心がけて国産のネクタイにこれからも励んでいきたいと思っております。
オーダーメイド オリジナルネクタイ 作成 特注 仕立て 幅詰め 縫製工場
株式会社成光ネクタイ 代表取締役 栗原弘直
〒192-0051 東京都八王子市元本郷町1-5-19
https://www.seikoh-neckwear.co.jp/
TEL 042-625-4465
コメントをお書きください
lxbfYeaa (日曜日, 10 7月 2022)
1